【日本の水族館を詰め合わせ?】台湾「Xpark」を徹底解説!

今回紹介するのは台湾にある「Xpark」という名前の水族館です。

2020年8月にオープンした台湾初の都市型水族館なのですが、実はこれを作ったのは日本の「横浜八景島」という会社です。この会社は「八景島シーパラダイス」意外にも「マクセルアクアパーク品川」や「うみの杜水族館」を手掛けています。

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目次

台湾「Xpark」の基本情報

台湾の桃園にあるXpark」は、アウトレット「華泰名品城」・ホテル「COZZI Blu 和逸飯店・桃園館」・映画館「桃園新光影城」などと隣接した水族館で、日本で培ってきた水族館運営の叡智が結集された内容となっています。

入場料金は大人600台湾ドル(訪問当時で約2,700円)ほどと円安の影響を受けて少し高めですが、お得なチケットも用意されているのでぜひ活用してください。

Xparkは、日本の水族館運営会社である「横浜八景島」が運営しています。そのため、最新のテクノロジーを入れつつもどこか日本の水族館の雰囲気も感じられるような展示となっています。

ただし、展示動物に台湾の海に生息するものがいたり、台湾近海を再現した展示があったりと、しっかり台湾も感じられるような作りになっています。

大水槽もあり、海獣のパフォーマンスもあり、ペンギンもありと大満足の施設になっているので、台湾に旅行に来た際はぜひ行って見てください!

見どころ①「Formosa(フォルモサ)」

Formosa(フォルモサ)

最初に紹介する見どころは、Xparkの大水槽である「Formosa(フォルモサ)」です。Formosaは「美しい」という意味で、これは台湾を表しています。

この展示は台湾の東海岸を表しており、たくさんの「ヒメツバメウオ」や大きなエイ達が優雅に泳ぎ回っています。水族館に入ってかなり序盤の方でこの展示があるので、もうこれだけで満足感があります。

水槽に降り注ぐ光は自然光なので、夜に観るとまた違った雰囲気を味わうことが出来ます。

また、館内の音楽は久石譲さんが担当しており、雰囲気にあった音楽をこの大水槽と一緒に楽しむことが出来ます。水族館の生き物よりも「水族館の雰囲気や浮遊感が好き」という人にオススメの展示です。

個人的には、この展示を見てうみの杜水族館の大水槽を思い出しました!

Formosa(フォルモサ)

見どころ②「Freezing zone(フリージング・ゾーン)」

Freezing zone(フリージング・ゾーン)のアザラシ水槽

続いての見どころは、大きな円柱水槽をアザラシが泳ぎ回るなど、寒地域の動物がいる「Freezing zone(フリージング・ゾーン)」です。

Freezing zoneにある大きな水槽は、円柱の中に客が入り込んでアザラシ達を観察することが出来ます。アザラシ達は非常に人懐っこいため、近くに寄ってきて挨拶してくれます。

また、流氷の天使として知られる「クリオネ」に会うことが出来るのもこのエリアです。小さいですが、非常に可愛らしく、つい見惚れてしまいます。

大きな波の中、昆布が揺れている少し変わった展示も見所です。素通りする人も多いですが、結構迫力がありますよ。

見どころ③「Healing Jellyfish(ヒーリング・ジェリーフィッシュ)」

Healing Jellyfish(ヒーリング・ジェリーフィッシュ)のクラゲ四季万華鏡

続いての見どころは、「Healing Jellyfish(ヒーリング・ジェリーフィッシュ)」です。癒し要素の強いクラゲを存分に味わうことが出来るのがこのエリアです。

Healing Jellyfishは大きく2つのゾーンから構成されており、前半はクラゲラボという名前がついています。ここにはクラゲの成長過程を展示した水槽や、ミズクラゲが漂う大きな円形水槽があります。

海で出会うと厄介者のクラゲですが、そんなことを忘れてしまうぐらい癒してくれます。

また、後半には「クラゲ四季万華鏡」と呼ばれる、鏡ばりの部屋が用意されています。万華鏡の中に入り込み、そこに光や音楽が組み合わさることで没入感たっぷりの展示です。Xparkの映えSPOTなので、写真を撮っている人もたくさんいます。

「クラゲ四季万華鏡」の展示は、アクアパーク品川のものと非常に似ていますね!

Healing Jellyfish(ヒーリング・ジェリーフィッシュ)の巨大円形水槽

見どころ④「(Penguin Life)ペンギン・ライフ」

Penguin Lifeのオウサマペンギン

続いての見どころは、「Penguin Life(ペンギン・ライフ)」です。亜寒帯のペンギンも暮らしており、見所たっぷりです。

Xparkにはペンギンもいます。ここではペンギンが生息する環境を再現するために、陸と海に分かれた展示となっています。そのため、ヨチヨチ歩く可愛らしい姿と、そこからは想像できない素早い泳ぎ、その両方を楽しむことが出来ます。

また、ここで展示されている「マゼランペンギン」は台湾初上陸なので、台湾で観られるのは非常に珍しいことです。Xparkに来たらお見逃しなく!

見どころ5「コミュニケーション・プログラム」

& Animal Ground

続いての見どころは、「コミュニケーション・プログラム」です。動物達を観るだけでなく、ふれあいができるプログラムも用意されています。

Xparkの1Fには、「&Animal Grond」と呼ばれるスタジアムのような場所があります。ここでは、ゲストと生き物達が一緒に楽しめるようなプログラムが用意されています。

ただ動物達がパフォーマンスをするのではなく、ゲストも一緒に楽しめるのがいいですね。動物達の体調によって出てくる動物は変わりますが、私が訪れた際はオットセイやカリフォルニアアシカに会うことが出来ました。

一つ注意点があるとすると、台湾語で話が進んでいくことです…笑

ショップ・レストランの見どころ

Xparkには、公式のショップとカフェレストランが用意されています。公式グッズは可愛いものばかりで、思わずお土産に買ってしまいます。また、カフェレストランは「プロント」とコラボしており、海外でも安心のメニューが用意されています。

Xparkの周辺にはショッピングモールもあるので、ここで食べられるものがなくても心配いりません。たくさんのレストランが周辺にあります。

Xfun

Xparkオリジナルグッズ

Xparkの公式ショップである「Xfun」には、帽子やTシャツをはじめとしたアパレルグッズから文房具まで、たくさんのオリジナルグッズが用意されています。ロゴなどのデザインからも分かる通り、おしゃれな都市型水族館ということで、グッズもおしゃれなものが多いです。

どれもオススメなので、ぜひお気に入りのグッズを見つけてみてください!

Xparkオリジナルグッズ

Xcafe by PRONTO

Xcafe bY PRONTO

「Xcafe by PRONTO」は、日本で有名なカフェである「プロント」とコラボしたカフェレストランです。店内にはペンギン水槽もあるので、ペンギンが泳ぎ回る姿を見ながら食事や休憩をすることが出来ます。

メニューもペンギン推しのものが多く、ペンギンのラテアートやペンギンのような見た目のお菓子などが楽しめます。また、パスタなど日本でもお馴染みの料理もあるため、日本人でも問題なく楽しめます!

当時のメニュー

気になる細かい情報たち

水族館に関する細かい情報をこちらに載せておきます。ぜひ使ってください。

所要時間はどのくらい?

ゆっくり回って1時間半〜2時間程度楽しめるぐらいの大きさです。混雑していると写真を撮るのに時間がかるかもしれません。各種イベントなどを楽しむならもう少し必要です。

どうやって行けばいい?

  • 桃園MRT:高鉄桃園駅2番出口から徒歩で約8分
  • 台湾新幹線(高鉄):桃園駅6番出口から徒歩で約9分
  • バス:高鉄桃園駅バス停から徒歩で約10分

授乳室はある?

授乳室は館内の2Fに用意されています。

コインロッカーはある?

コインロッカーの有無は不明です。

ベビーカーのレンタルはしている?

ベビーカーのレンタル有無は不明ですが、ベビーカーでも観覧には問題ありません。

車イスのレンタルはしている?

車イスのレンタル有無は不明ですが、車イスでも観覧には問題ありません。

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この記事を書いた人

水族館や深海魚・水産に関わることなどが大好きです。
大学院で深海魚に関する研究をしていましたが、2020年に社会人になり
働きながらブログをちょこちょこと書いています。

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