【意外とある!】日本で「マグロ」に会える水族館を紹介!

私たちの普段の生活と関わりの深い魚である「マグロ」、お寿司のネタとしても人気がありますし、部位ごとに脂のノリが違っていて、さまざまな楽しみ方があります。

そんな身近な魚ですが、クロマグロの完全養殖が確立されるまで長い月日がかかるなど、飼育においては色々と難しい面もあります。そのため、日本の水族館でも常設展示を行っているところは多くありません。

そんな、生きた姿を見るのが難しいマグロですが、日本のどの水族館に行けば、泳いでいる姿を観られるのでしょうか?それぞれの水族館の見どころと合わせて紹介していきます!

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目次

マグロ①:アクアマリンふくしま(福島)

最初に紹介するのは、福島県にある「アクアマリンふくしま」です。「環境水族館」として教育的な面にも力を入れている、東北で最大の水族館です。

アクアマリンふくしまは東北地域で一番大きな水族館であり、黒潮と親潮の潮目をテーマとして800種類以上の動物を展示しています。また、深海魚の展示にも力を入れており、世界初の展示も多く観られます。

そんなアクアマリンふくしまでは、「キハダマグロ」や「メバチマグロ」を展示しています。彼らは大水槽である「黒潮水槽」の中で観ることが出来ます。

キハダマグロは背ビレと尻ビレが黄色いこと、全身がうっすらと黄色いことからその名がついたとされています。英語でも「Yellowfin tuna」と呼ばれています。

メバチマグロは他のマグロの仲間と比べると目がパッチリと大きいので、英語では「Bigeye tuna」と呼ばれます。漢字でも目鉢と書くので、ここからも目に特徴があることが分かります。

ぜひ、黒潮の海の中を泳ぎ回るマグロ達を楽しんでみてください!

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マグロ②:葛西臨海水族園(東京)

続いて紹介するのは、東京都にある「葛西臨海水族園」です。葛西臨海公園の中にある水族館で、マグロといえばこの水族館という方も多いと思います。

葛西臨海水族園は、規模が大きいにも関わらず入館料金が比較的安いので、コストパフォーマンスが非常に高い水族館です。自然の多い葛西臨海公園の中にあるので、リアルな自然と一緒に楽しめる施設です。

展示されているマグロは、その美味しさで人気の高い「クロマグロ」です。成長すると全長は約3m、体重は400 kgにもなる、マグロの中では最大の種として知られています。

このクロマグロ達がいる水槽は「アクアシアター」と呼ばれ、大型のドーナツ型水槽となっています。水量は2,200tと、小学校の25mプール約5個分に相当する大きさです。

大水槽を100尾を超えるクロマグロが群れをなして泳ぐ姿は圧巻で、「葛西臨海水族園」でしか見ることが出来ません。一度は見ておきたい、とても楽しめる展示です!

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葛西臨海水族園のクロマグロ大量死事件?

クロマグロ展示で人気を博している葛西臨海水族園ですが、2014年11月には、69匹いたクロマグロたちが、突如大量死してしまうという事件が起こりました。

当時は原因も分からなかったため、いろいろ対応したものの連鎖を断ち切ることができず、2015年3月にはクロマグロがたった一匹になってしまいました。(この生き残ったクロマグロは「奇跡のマグロ」と呼ばれていました。)

その後2016年6月に葛西臨海水族園は、98匹のクロマグロを「アクアシアター」に再投入しました。黄色いテープを貼るなど対策をした結果、クロマグロたちは無事に生き残ることが出来、こうして「葛西臨海水族園」のマグロ展示は現在まで続いています。

ちなみにですが、クロマグロが大量死してしまったのは、下記の要素が複合的に絡み合ったことが理由とされています。

クロマグロ大量死の理由
  1. 照明の交換などによる明るさが変化したため
  2. 異常な動きをする魚が、他の魚にストレスを与えたため
  3. ウイルスや細菌、寄生生物の影響
  4. 水槽内の酸素濃度が飽和状態だったことによる「ガス病」のため

葛西臨海水族園は再発防止のため、「照明器具の再点検・異常な動きをする魚を水槽から取り上げる体制の整備・搬入前の魚の健康状態確認の強化・水槽内の気体濃度測定機器の導入」などなど、日常のチェック体制を整えました。

生き物の展示が非常に難しいことがわかる事件でした。改善策を講じて、現在まで大きな事故は起こっていません。

マグロ③:串本海中公園(和歌山)

続いて紹介するのは、和歌山県東牟婁群にある「串本海中公園」です。リアルな海と水族館を両方楽しめる施設です。

串本海中公園は、串本の海を再現した「水族館」・珊瑚や熱帯魚の観察ができる「海中展望塔」・海中観光ができる「海中観光船」など、さまざまなアトラクションが楽しめる施設です。

お得なセットチケットも販売されているので、複数施設を合わせて楽しむのがオススメです。

そんな串本海中公園のトンネル水槽には「クロマグロ」が展示されています。常設の展示では無いようですが、近畿大学が開発した近大マグロの展示を進めるなど、さまざまな取り組みが進められています。

自然をダイレクトに感じられる、クロマグロ以外の魅力もあふれた施設なので、ぜひ行ってみてください!

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マグロ④:いおワールドかごしま水族館(鹿児島)

続いて紹介するのはは鹿児島県にある「いおワールド かごしま水族館」です。かごしま水族館は、日本でも数少ないジンベエザメに会える水族館として知られています。

ジンベエザメと言うとどうしても「美ら海水族館」や「海遊館」のイメージが強いですが、ここ「いおワールド かごしま水族館」でも展示されています。

ジンベエザメがいる「黒潮大水槽」の水量は1,500tで、小学校の25mプール約3.5個分の大きさです。この黒潮大水槽に「クロマグロ」も展示されています。

かごしま水族館は、5月から6月にかけて沖縄から台湾周辺海域で生まれた後に、鹿児島沿岸に北上してくる25cm程度の幼魚を8月に収集し、展示しています。

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マグロ⑤:沖縄美ら海水族館(沖縄)

続いて紹介するのは、沖縄県国頭群にある「沖縄美ら海水族館」です。日本で一番有名と言っても過言ではない、長人気の水族館です。

「美ら海水族館」の入場者数は年間300万人を超えており、知名度も抜群なので詳しく話す必要もないと思いますが、その理由は「ジンベエザメ」だけではありません。

ジンベエザメ以外の「サメ展示」も充実しており、深海魚の展示や、珍しいアメリカマナティーにも出会うことが出来ます。展示の種類が豊富なので、魚に興味がない人でも大満足間違いなしです。

また、ジンベエザメが優雅に泳ぐ「黒潮の海大水槽」には「クロマグロ」も展示されています。ジンベエザメに見惚れて、他の生き物に目が行かないなんてことのないよう、しっかり観察してみてください!

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まとめ:日本中のマグロに会いに、水族館へ!

今回は、日本でマグロに会える水族館を紹介してきました。海の中を高速で泳ぐこともあるマグロは、泳ぎ続けていないと死んでしまうこともあり、飼育することはかなり難しい種類です。

それでも、日本の複数の水族館では彼らの長期飼育を実現しています。

どの水族館も個性があり、楽しめるとことばかりなので、ぜひ近くの水族館に足を運んでみてください!

参考資料

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この記事を書いた人

水族館や深海魚・水産に関わることなどが大好きです。
大学院で深海魚に関する研究をしていましたが、2020年に社会人になり
働きながらブログをちょこちょこと書いています。

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