【深海魚や生態展示が人気】福島「アクアマリンふくしま」を徹底解説!

今回紹介するのは福島県いわき市にある「アクアマリンふくしま」です。

アクアマリンふくしまは2000年に開館した水族館で、その美しい外観から建築物としても魅力があります。ガラス張りで自然光が降り注ぐ設計は、晴れの日に訪れれば非常に気持ち良く館内を回ることが出来ます。

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「アクアマリンふくしま」の見どころ

福島県いわき市にある「アクアマリンふくしま」は、人と地球の未来を考えている「環境水族館」を自称している美しい水族館です。外観も美しいので、ゆっくり眺めてみてください。

非常に規模の大きい水族館であり展示が豊富なだけでなく、環境水族館として教育プログラムが充実しています。

アクアマリンふくしまの魅力は、いわゆるイルカやアシカなどの「パフォーマンス」がないことです。生き物の生態展示を大切にしており、可能な限り自然のままの姿を見ることが出来ます。

落ち着いた雰囲気で生き物の自然の姿を楽しむことができるので、ゆったりくつろぎたい人にオススメです。また、深海魚の展示も充実しているので、こちらも見逃せません。

見どころ①「環境水族館としての展示」

最初の見どころは「環境水族館としての展示」です。アクアマリンふくしまは環境水族館として、環境学習のシステム作りに力を注いでいます。

アクアマリンふくしまは、「海を通して『人と地球の未来』を考える」ということを大切にしており、この姿勢は様々な展示から感じ取れます。

「ワクワク里山・縄文の里」や「アクアマリンえっぐ」がその例です。

「ワクワク里山・縄文の里」では日本人が自然とどう向き合ってきたのか、その世界観を示しており、「アクアマリンえっぐ」には釣り場があり、釣った魚はその場で食べることができます。

命の大切さや生物多様性について、様々な実体験を通して学べる場所です。

こういった展示を通して、アクアマリンふくしまが伝えようとしていることを感じながら楽しんでみてください。

見どころ②「潮目の海とお寿司」

続いての見どころは「潮目の海とお寿司」です。アクアマリンふくしまでは、大水槽の前でお寿司を楽しむことが出来ます。

アクアマリンふくしまの展示で特に有名なのが「潮目の海」の水槽です。暖流と寒流がぶつかりあう潮目を、三角形のアクリルトンネルを挟んで右に黒潮水槽、左に親潮水槽を配置することで再現しています。

黒潮の海の方では、私たちにおなじのみ魚である「カツオ」や「マイワシ」の群れを楽しむことができます。

親潮の海ではホヤが養殖の様子など三陸の海が再現されており、非常に珍しい「サンマ」や「バショウカジキ」も展示されます。サンマは庶民の魚ですが、水族館で展示されるのは結構珍しいです。

また、「潮目の海」の水槽の前ではお寿司を楽しむことができます。命をいただくことを意識することで、自然環境と人とのつながりを感じることができます。

見どころ③「充実の深海魚展示」

オオグチボヤ

続いての見どころは「充実の深海生物展示」です。アクアマリンふくしまは、深海魚好きにもオススメの水族館です。

日本には数多くの水族館がありますが、アクアマリンふくしまはその中でも特に調査や研究に力を入れている施設です。そのため、新種の生物が展示されることも多いです。

その多くは深海生物で「モユククサウオ」や「ホカケコオリカジカ」などがその例です。

また、深海生物の展示は非常に充実しており、展示生物の種類も多いです。私が行った際は深海魚好きに人気のある「オオグチボヤ」や「センジュナマコ」が展示されていました。

センジュナマコ

見どころ④「魚を釣って、食べられる」

続いての見どころは「魚を釣って、食べられること」です。自分で釣って食べる魚ほど美味しいものはありません。

体験型施設である「アクアマリンえっぐ」ではユニークな形の水槽が並んでいます。また、ここには釣り場が用意されており、その場で魚釣りをすることができます。さらにその釣った魚を調理して、食べることもできます。

これは、命をいただくということを実感できる「命の教育」プログラムの一つです。

釣りが初めての人でも安心して釣りを楽しむことができるよう、しっかりと工夫されています。

屋内では生物の生存戦略が学べたり陸の生物も一緒に観察できたり、様々な楽しみが詰め込まれています。

ショップ・レストランの見どころ

アクアマリンふくしまにはレストランが2つ、ショップが3つあります。とても充実しています。

  • アクアマリンショップ「JOHMONじょうもん」
  • ミュージアムショップ「uminosウミノス」
  • ミュージアムショップ「GOMBESSAゴンベッサ」
  • おいしい水族館「アクアクロス」
  • 寿司処「潮目の海」

アクアマリンショップ「JOHMONじょうもん」

2015年にオープンした新しいショップです。アクアマリンふくしまに入館しなくても利用可能です。このショップ限定のグッズもあります。

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ミュージアムショップ「uminosウミノス」

「アクアマリンふくしま」という愛称は公募で選ばれたものです。その時の優秀賞が『UMINOS(ウミノス)』です。

家族向けのカラフルなグッズが多いです。

ミュージアムショップ「GOMBESSAゴンベッサ」

シーラカンスの世界コーナーの中にあるショップです。

ショップ名は、シーラカンスのアフリカでの呼び名に由来します。シーラカンスグッズが揃っています。

おいしい水族館「アクアクロス」

小名浜の海が一望できるレストランです。魚介類を中心としたメニューが豊富です!

  • さんまポーポー焼き
  • カラマリカレー
  • 海の幸(クジラフライ)フライ
  • ベニズワイガニドリア など

サイドメニューもたくさんあります。

寿司処「潮目の海」

「潮目の大水槽」前に寿司処「潮目の海」があります。

水槽を優雅に泳ぐ魚たちを眺めながらお寿司を堪能できます。

環境水族館ということで、資源量の安定した「ねた」を中心として提供しています。

  • 潮目の寿司(マグロ、ヒラメ、イカなど)
  • なみのり寿司(イクラ、シラス、小どんぶり)
  • 海竜丸(近海磯)(カニ、タイの炙り、ウニ)
  • 地球一号(鮪づくし)(キハダ、ビンチョウなど)
  • お子様寿司(蒸しエビ、サーモン、玉子など)

※ねたは仕入れ状況により変動します。

細かい情報たち

アクアマリンふくしまの細かい情報もこちらに載せておきます。

所要時間はどのくらい?

ゆっくり回って2時間〜3時間程度で全て回れるぐらいの大きさです。

駐車場はある?

無料の駐車場(1500台)があります。周辺施設と共用の駐車場です。

授乳室はある?

授乳室は館内に2ヶ所あります。

コインロッカーはある?

コインロッカーは館内に2ヶ所あります。100円必要ですが、返金されます。

ベビーカーのレンタルはしている?

無料で行っています。

車イスのレンタルはしている?

無料で行っています。

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この記事を書いた人

水族館や深海魚・水産に関わることなどが大好きです。
大学院で深海魚に関する研究をしていましたが、2020年に社会人になり
働きながらブログをちょこちょこと書いています。

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