水族館はなぜ暗い？魚にも人にもメリットがあった！

皆さんが頭の中に水族館を思い浮かべると、そこはどんな雰囲気でしょうか？

住んでいる地域によるかもしれませんが、結構暗いイメージが浮かぶ人が多いのではないでしょうか？

確かに、大きな水槽がある水族館の館内は薄暗くなっている事が多いです。しかし、これにはちゃんと理由があります！

ということで今回は、水族館の館内が薄暗い理由を解説していきます。実は展示されている魚にも、それを観るわたしたちにもメリットがありました。

あわせて読みたい

【2023年版】日本全国の水族館一覧・見どころ・SNSアカウントのまとめ 日本全国にはたくさんの水族館があります。そしてそれぞれに特色や見どころがあり、その魅力をさまざまな形で発信しています。 発信の方法もさまざまで、Instagram・Twi...

水族館が薄暗い理由とは？

結論から言うと、水族館の中が薄暗い理由は「魚がびっくりしないようにするため」です。

水槽の素材となっているガラスやアクリル材は、光をよく反射します。そのため、水槽を挟んで一方が暗くなっていると、明るい側から水槽を見た時に、光が反射して鏡のようになります。

もちろん完全に鏡のように反射するわけではありませんが、目が良くない魚達からすると、薄暗い館内はほぼ見えない（自分の姿が写っている）という状況になります。

こうすることで、魚達は私たち人間を認識しづらくなり、驚いたり警戒することがなくなる、というわけです！

ほとんどの魚は館内を薄暗くするという方法で問題ありませんが、特に警戒心の強い魚を展示する際は、水槽にマジックミラーを張ることもあります。

館内を明るくしたい場合、魚が驚かないようにするために、水槽の中をめちゃくちゃ明るくする必要があります…。

水族館が薄暗いと人間にもメリットが！

水族館の中が薄暗い理由は「魚を驚かせないため」でしたが、これは回り回って私たちにも大きなメリットがあります。

そのメリットはこちらの通りです。

魚が人間に驚かなくなるということは、自然で生活しているように振る舞うことが出来るということです。優雅に泳ぎ回る魚が見られるのは大きなメリットですね。

また、館内を水槽の中よりも暗くすることで館内からのアクリルガラスへの反射が抑えられます。これによって、水槽の中をよりクリアに見渡すことができるようになっています。

さらに、館内が薄暗いことで、落ち着いたリラックス出来るような雰囲気が作られています。水の揺らぎも相まって、デートにもってこいと言われる所以ですね！

あわせて読みたい

水族館好きが水族館デートをオススメする7つの理由 「水族館デート」はデートの定番です。 水族館好きの僕も水族館デートをオススメしますが、それは水族館が好きだからという理由だけではありません！水族館がデートにも...

まとめ：水族館は暗い方がいい

今回は水族館が暗い理由について、紹介してきました。水族館の館内が暗いのは「魚を驚かせないようにするため」です。

とはいえ、それによって私たち人間にも以下のようなメリットがあります。

このメリットをしっかり享受して、皆さんも水族館を楽しんでみてください！