とても変わった見た目や生態をしている深海魚。可愛い種類もいれば、格好いい種類もいます。
そして「そんな深海魚についてもっと知りたい!」と思っている人はどんどん増えているはず。
という事で今回は、深海魚が大好きな僕が大人でも楽しめるオススメの本を紹介します。
いくつかのテーマで分けているので、それぞれの目的に合った本を見つけてみてください。
深海魚図鑑①「深海生物大辞典」
最初に綺麗な深海魚の写真が楽しめる本を3冊紹介したいと思います。
まずは、深海生物検定の公式テキストである、「深海生物大辞典」です。
オススメポイントはこちらの通りです。
- 深海生物検定試験の公式テキスト
- 分かりやすい解説付き
- フルカラーで写真も綺麗
実は、深海生物の検定試験というものがあります。深海生物における知識量を測る試験です。
「深海生物大事典」はその試験の公式テストなので、知識量は十分です。
さらに、フルカラーで鮮明な写真も豊富なので、実際の姿形を見ながらニヤニヤすることができます。
深海魚の本で迷ったらとりあえずコレ!という本です。
深海魚図鑑②「深海世界」
続いて、美しい写真が魅力のこの本「深海世界」です!
オススメポイントはこちらの通りです。
- とにかく写真が美しい
- 写真が多いので子供にもオススメできる
- 簡単な解説付きなので、深海魚について学べる
この本はとにかく写真が綺麗です。「本当に深海で撮ったの?」と思ってしまうぐらいです。
簡単な解説も付いていますが、写真が大半を占めており生物図鑑としても楽しめます。
とりあえず写真を眺めていたいという人にオススメの本です!
深海魚図鑑③「奇妙でカラフルな深海の世界」
続いて綺麗な写真とボリュームが魅力なのが「奇妙でカラフルな深海の世界」です。
オススメポイントはこちらの通りです。
- 大きくて綺麗な写真
- 大型本なので非常に見やすい
- 約250ページというボリューム
こちらの本ももちろん、写真が非常に綺麗です。大型本なので、他の本よりも見やすくなっています。
また、250ページを超えるボリュームで、見応えも十分です。
値段が少し高いですが、とりあえずたくさんの深海生物が見たいという人にオススメの本です。
深海魚を食べる①「深海魚のレシピ」
ここからは「深海魚を食べる」ということに焦点を当てた本を3冊紹介します!
まずはテレビで取り上げられることもある平坂寛さんの著書「深海魚のレシピ」です。
オススメポイントはこちらの通りです。
- ユーモアのある文章で読み物としてGood
- 平易で読みやすい文章
- 自分も深海魚食べてみようかな、と思ったり
『深海魚のレシピ』という名前ですが、真似できないものがほとんどです。笑
味が美味しいとか美味しくないとかも結構無視してます。
ただ、読み物としてとても面白いです。ユーモアがありますし、なおかつ読みやすい。スラスラ読めちゃいます。
実は平坂さんには一度お会いしたことがあるんですが、とても優しい方でした。また会いたい…。
深海魚好きではない人にもオススメの本です。
深海魚を食べる②「美味しいマイナー魚介図鑑」
続いて「美味しい」マイナー魚を紹介している「美味しいマイナー魚介図鑑」です。
深海生物以外も記載されている充実の一冊です。オススメポイントはこちら。
- 「美味しい」マイナーな魚介類を紹介している
- マイナーな魚介類の膨大な情報量
- 他の本にない興味深い内容
こちらはしっかりと美味しい魚が記載されています。
深海魚以外も載っており、魚好きなら持っておきたい一冊です。
情報量も非常に多く、ずっと保存しておける1冊。感謝しましょう。他にこんな本はありません!
少し高いですが、魚好きに超オススメです。
↓ミニサイズがお好みの方はこちらがオススメ。手軽に美味しいマイナー深海魚が学べます。
深海魚を食べる③「深き海の魚たち」
最後に、少し学術的な内容のこの本「深き海の魚たち」を紹介します。
オススメポイントはこちらの通りです。
- 研究データを基に説明されている
- 科学的な視点で物事を見たい人にオススメ
こちらは先ほどまでと打って変わって、かなり科学的な内容の本です。
成分を分析したデータが書かれており、見る人が見れば大喜び。
「深海魚を食べてみようかな」と思う人も増えるかもしれません。
未利用資源の有効利用という点も勉強できる良い本だと思います。水産を学ぶ大学生などにオススメできます。
深海魚を飼う①「世界に一つだけの深海水族館」
深海魚を飼ってみたいという人、結構いるんじゃないでしょうか。
ということで、深海魚を飼育している水族館の館長が書いた本を2冊紹介します。
1冊目はこの本「世界に一つだけの深海水族館」です。オススメポイントはこちら。
- 深海魚水族館館長の視点が学べる
- 実際に飼ってみてわかったことや苦労が理解できる
- 水族館に行きたくなる(行ってください)
深海魚にフォーカスした水族館は「世界でただ一つ」沼津にある沼津港深海水族館だけです。
そんな水族館の館長の視点から深海魚を学べます。
また、飼ってみたからこそ分かる苦労や面白さをこの本を通じて知ることができます。
そしてこれを読むと水族館に行きたくなるはずです。ぜひ実際に訪れて、目の前で生命の神秘を感じてみてください。
深海魚を飼う②「深海生物 捕った、育てた、判った!」
2冊目はこちら「深海生物 捕った、育てた、判った!」です。
こちらも深海水族館の館長が赤裸々に書いています。
オススメポイントはこちらの通りです。
- 深海魚水族館館長の視点が学べる
- 実際に飼ってみてわかったことや苦労がより理解できる
- 水族館に行きたくなる(行ってください)
ほとんど先ほどと同じですが、こちらの方がより詳しく様々なエピソードについて記録されています。
水族館運勢の苦労や面白さについて理解できると思います。
僕も深海魚、飼ってみたいです。(オオグソクムシは結構飼いやすそうです。)
本を読んだら、ぜひ水族館に行ってみてください。
深海を学ぶ「深海――極限の世界 生命と地球の謎に迫る」
続いては「深海――極限の世界 生命と地球の謎に迫る」という本を紹介します。出版社がBLUE BACKSというところからも分かる通り、少し難しめで研究チックな内容が盛りだくさんの本です。
JAMSTEC(海洋研究開発機構)の研究員2名が編著を行っているため、多くの論文が参考文献として用いられており、深海・深海魚を研究するとはどういうことなのか、ということを感じることができます。
オススメポイントはこちらの通りです。
- 科学的な視点で深海の秘密を紐解いている
- 少し難しい部分もあるが、その分内容は非常に濃い
- 深海・深海魚を研究するということのイメージが湧く
この本は根拠のある科学をもとに作成されているので、バラエティ色が強く、色や写真が多用されている本とは違って、深海の不思議な部分を論理的に詳しく解説してくれています。
普段科学に全く興味がない人にとっては少し難しい言葉や説明もありますが、その分内容は非常に充実しており、これ1冊読んだ時に蓄えられる知識量はかなり多いです。
また「深海・深海魚に興味があって研究してみたいけど、研究のイメージが湧かない」という人にとって打ってつけの本です。こんなことを、こういう風に研究するんだ、という点がはっきりすると思うので、深海・深海魚研究に興味がある人はぜひ読んでみてください!
まとめ:本を読んだら会いに行こう!
今回は、深海魚好きの僕がオススメの本を紹介してきました。
他にも深海魚の本はたくさんあるので、ぜひ読み漁ってみてください!
まだまだ分かっていない事も多いので新刊も続々登場すると思います。面白いものがあれば更新していきます。
そして深海魚に関する本を読んだ後は、実際に深海魚に会いに行ってみてください。

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