【最新版】日本で「マナティー」に会える4つの水族館を徹底解説!

「ジュゴン」と間違われることもある「マナティー」、そのふっくらとして可愛らしい姿が人気の海獣ですが、現在日本でマナティーに会える水族館は4館しかありません。

しかも最北端は静岡県なので、関東より上の水族館ではマナティーを観ることは出来ません。

そんなレアなマナティーに会えるのはどの水族館なのか、4つの水族館の見どころと合わせて解説していきます。

どの水族館も個性豊かで楽しめるので、記事を読んだ後は、ぜひ水族館へ行ってみてください!

ちなみに、ジュゴンに会える水族館は三重県にある「鳥羽水族館」のみです。

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マナティーは3種類いる?

マナティーは、主に河川や湖に生息する植物食の海獣です。分類的には哺乳類の仲間で、ジュゴンと並んで人魚のモデルとされている生き物です。

また、マナティーマナティーと言いますが、実はマナティーには下記の通り3種類います。

マナティーの種類
  • アメリカマナティー:最も大きい
  • アマゾンマナティー:淡水域のみに生息、最も小さい
  • アフリカマナティー:アメリカマナティーの次に大きい

そして、日本ではこの3種類全てのマナティーに会うことが出来ます。しかし、アマゾンマナティーとアフリカマナティーは飼育数が少ないため非常にレアな展示と言えます!

マナティーに会える①「熱川バナナワニ園」

まず紹介するのは、静岡県賀茂郡市にある「熱川バナナワニ園」です。ワニの展示で世界トップクラスを誇る施設です。実態としては植物園で、名前に入っているバナナも育てています。

残念ながら「バナナワニ」というワニはいないのですが、熱川バナナワニ園はワニの展示が充実した、ワニ好きにはたまらない施設です。飼育しているワニの種類は16種類、約140の頭のワニが私たちを出迎えてくれます。

そんなワニ推しの施設ですが、ここには日本で唯一の「アマゾンマナティー」が住んでいます。

推定5〜6歳の頃(1969年4月)にアメリカのマイアミから来園して、約50年にわたって親しまれています。

体重は約300kgもありますが、人懐っこいのでぜひ会いに行ってみてください!

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マナティーに会える②「鳥羽水族館」

続いて紹介するのは、三重県にある「鳥羽水族館」です。実は日本で一番、生き物の飼育種数が多い水族館なんです。

鳥羽水族館には約1,200種類の生物が住んでいます。魚だけでなく、哺乳類や鳥類・両生類など、そして深海生物もたくさん展示されています。

その中には珍しい生き物もたくさん含まれており、「マナティー」もそのうちの1種類です。「ジュゴン」だけでなく、マナティーもいるんです。

鳥羽水族館では「アフリカマナティー」が飼育されています。バナナワニ園のアマゾンマナティーと同じく、「アマゾンマナティー」に会える日本の水族館は鳥羽水族館だけです。

1996年に鳥羽水族館に来てから、約25年間ここで暮らしています。

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マナティー会える③「新屋島水族館」

引用:新屋島水族館

続いて紹介するのは、香川県高松市にある「新屋島水族館」です。なぜか山の上にある、ちょっと変わった歴史のある水族館です。

新屋島水族館は標高300mの山の上にある水族館です。山の上ということで海から遠いので規模も小さいかというとそんなことはありません。演者が目立つイルカパフォーマンスや、傘を持つアザラシなどユニークなパフォーマンスも魅力です。

新屋島水族館には「アメリカマナティー」が2頭住んでいます。アメリカマナティーという名前ですが、1990年代にドイツの動物園からやってきました。

2頭とも好奇心旺盛で、観客に近寄ってきてくれる様子がたまりません!

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マナティに会える④「沖縄美ら海水族館」

続いて紹介するのは、沖縄県国頭群にある「沖縄美ら海水族館」です。ここは言わずもがな、世代問わず人気の大型水族館です。

ジンベエザメが優雅に泳ぐ「黒潮の海大水槽」は特に人気の展示です。美ら海水族館に来たら、まずはこれを観ておく必要があります!他にもサメや深海生物の展示も充実しているのでお見逃しなく。

美ら海水族館のマナティーは「新屋島水族館」と同じ「アメリカマナティー」です。2021年に生まれたマナティーを含めて、4頭が飼育されています。美ら海水族館のマナティーはメキシコ生まれで、メキシコ政府から日本に寄贈されました。

マナティーがいる「マナティー館」は無料で観覧ができる施設なので、美ら海水族館に入館しなくても観ることが出来ます!

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まとめ:マナティーに会いに、水族館へ!

今回はマナティーに会える水族館を紹介してきました。どの水族館も個性があり、マナティー以外にも楽しめる部分がたくさんあります。

ぜひ実際に行ってみて、彼らの可愛さを生で感じてみてください。

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この記事を書いた人

水族館や深海魚・水産に関わることなどが大好きです。
大学院で深海魚に関する研究をしていましたが、2020年に社会人になり
働きながらブログをちょこちょこと書いています。

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