「コバンザメ」や「チョウザメ」はサメじゃなかった?

タキ
タキ

こんにちは、タキです。

世の中には、ややこしい名前の生き物がたくさんいます。例えばトゲアリトゲナシトゲトゲという生き物が存在します。(トゲはあるそうです。笑)

こういったややこしい名前は、海の生き物にも付けられています。

それが今回紹介する「コバンザメ」や「チョウザメ」です。

  • サメによく貼りついているのが「コバンザメ」
  • キャビアを生み出してくれるのが「チョウザメ」

彼らは名前に「サメ」とつきますが、実は「サメ」ではありません!

Sponsored

コバンザメやチョウザメはサメじゃない?

チョウザメ

サメは普通の魚とは違って柔らかい骨を持っており、「軟骨魚類」に分類される生き物です。

一方でコバンザメやチョウザメは普通の魚と同じ「硬骨魚類」に分類されます。

「軟骨魚類」:サメ、エイ、ギンザメ
「硬骨魚類」:一般的な魚類はこっち

軟骨魚類ってなに?

軟骨魚類はその名の通り、骨のほとんどが軟骨からできている魚です。あばら骨も小骨もないので、食べやすい魚と言えるかもしれません。サメを食べる人はあまり多くないかもしれませんが、機会があれば確かめてみてください。

魚の中で軟骨魚類に含まれるのは「サメ・エイ・ギンザメ類のみ」です。「ギンザメって何?」という人はこちらの記事を読んでみてください(ギンザメもサメではありません)。

じゃあ硬骨魚類ってなに?

一方で、硬骨魚類は骨のほとんどが硬骨からできている魚のことです。もちろん皆さんご存知の通り、あばら骨がありますし小骨もたくさんあります。

「コバンザメ」にも「チョウザメ」にも、普段あなたが食べている魚たちと同じで肋骨や小骨がたくさんあります。彼らは硬骨魚類なので、サメの仲間ではありません。

Sponsored

なぜ名前にサメがつくのか?

ここで気になるのが、「コバンザメもチョウザメもサメじゃないのに、なぜ名前にサメがついているのか?」ということだと思います。もちろんこれには理由があります。

なぜコバンザメという名前?

「コバンザメ」は頭の上に小判形の吸盤を持っています。これを使って大きな生物にくっついて生活しています。

大きな生物と言っても「カメ」や「クジラ」など色々ありますが、サメにくっつく姿もよく確認されています。

「サメ」によくくっついている「コバン」状の吸盤を持っている魚

ということで「コバンザメ」になったと言われています。確かに顔を見ると全然サメっぽい顔をしてません。平べったい、ユニークな顔をしています。

それにしても、頭の上に小判形の吸盤を持つのは不思議ですね。大きな生物にくっついてひたすらおこぼれをもらうという、非常に面白い魚です。

ちなみに英語だと「shark sucker」(サメに吸い付くもの)と言います。英語でもややこしいんですね。

なぜチョウザメという名前?

「チョウザメ」は世界三大珍味の一つ、キャビアの生みの親です。もしかしたら知らずに食べていた、という人もいるかもしれません。

ちなみにですが、卵と魚の関係はこんな感じです。

  • 数の子:ニシン
  • イクラ:サケ
  • 筋子:サケ(卵巣膜つき)
  • タラコ:スケソウダラ
  • カラスミ:ボラ
  • トビ子:トビウオ
  • キャビア:チョウザメ

イクラと筋子は同じサケの卵だということも、知らない人は多いかもしれません…。

チョウザメの話に戻りますが、チョウザメの「チョウ」は蝶々の「チョウ」です。鱗(ウロコ)の形が蝶に似ているところから来ています。

  • ・口が下の方にあるところ
  • ・尾びれの形が上下非対称であるところ

などがサメに似ているということで、このような名前になりました。「似ている」からサメと名付けるといった、いい加減な名前のつけ方もありなんです。

Sponsored

他にサメとつくのにサメじゃない生き物は?

実は他にもエイなのに名前に「サメ」とつく生き物がいます。

  • サカタザメの仲間
  • ウチワザメの仲間

「サカタザメ」や「ウチワザメ」の仲間は、エイの頭をサメの体にくっつけたような形をしています。以下の写真のような見た目です。

実はサメとエイの違いは形だけではありません。エラ穴の位置で判別することができます。

  • エラの孔が体の側面にある⇨サメ
  • エラの孔がお腹がわにある⇨エイ

そのため、形がどれだけエイに似ていても、エラの孔が側面にあればサメと分類されます。

「サカタザメ」と「ウチワザメ」はエラ孔が下についているので、エイに分類されます。しかし、見た目がサメっぽいので「サメ」と付いています。

ややこしい種類として「ノコギリエイ」と「ノコギリザメ」がいます。

この2種類は体の大きさこそ結構違いますが、見た目はほぼ同じです。しかし、先ほど話した通りエラの場所を見ればすぐに判別できます。

豆知識として覚えておけばデートでひけらかせるかも?水族館デートはいろんな意味でオススメです。

まとめ:動物の名前はややこしい

名前にサメとついているのにサメじゃ無い、こういったややこしい名前の生物はたくさんいます。そしてそんな変わった生物も水族館で実際に見ることができます。

「コバンザメ」や「チョウザメ」はもちろん「サカタザメ」もよく飼育されています。ぜひ一度自分の目で見てみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました