真っ暗で光のないイメージがある深海ですが「一体どこまで太陽光は届くのか?」そんな疑問を持つ方も多いと思います。
ということで今回は、「深海に太陽光は届くのか」という素朴な疑問に答えていきます。
他にも色々な疑問を解消したい人は、こちらの記事をご覧ください!
深海に太陽光は届く!
結論から言うと「深海にも太陽光は届きます」
深海には厳密な定義はありませんが、一般的には水深200m以下の海域のことです。
ということは、「水深200mよりも深い場所に、太陽の光は届いている」ということです。
しかし「何mの深さまで太陽光は届くのか」という疑問も湧いてくると思います。水深200mが光の届く最大水深と思っている人もいるかもしれませんが、それは間違いです。
実は、太陽光が届く限界は「水深 約1,000m」です。このエリアはトワイライトゾーンと呼ばれます。
「トワイライトゾーン」とは?
まず、トワイライトの意味から考えていきましょう!
トワイライトを英語で表すと「twilight」、これを和訳すると「薄明かり」です。
「薄暗いエリア」ということで、水深200〜1,000mの深海エリアをトワイライトゾーンと呼びます。
光の量は非常に少ないですが、このエリアには太陽光が届いています。
しかし、このエリアに植物や植物プランクトンは存在していません…。光は届いているんですが、光合成はできないんです。
深海では光合成できない?
深海にも光は届いていますが、深海は「光合成できない場所」として知られています。
これは届いている光の量が非常に少ないからです。
トワイライトゾーンに届く光の量では、光合成を十分に行うことができません。
光合成することができないということは「植物や植物プランクトンは生きていくことができない」ということです。
深海に植物は存在しない?
「太陽光が届かず光合成できない」ため、植物は深海で生きていけません。
植物が二酸化炭素と水と光を利用して光合成を行っていることは、知っている人が多いと思います。
光合成をしない寄生植物もいますが、基本的に植物は光合成をして生きています。
光合成ができるほどの光が届くのは水深 約200mとされています。つまり深海のギリギリ手前まで、植物は生きて行くことができます。
もっと深海について知りたい人へ
今回は、深海と太陽光の関係について詳しく解説してきました。
深海魚についてもっと詳しく知りたい方は本を読むのがオススメ!
他にも様々な深海に関する話が詳しく描かれています。
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 生息水深は200〜1,000mなのでギリギリ光が届くトワイライトゾーンで普段は生活しています。 […]
[…] 生息水深は約200〜1,000mです。この深さは「トワイライトゾーン」と呼ばれギリギリ太陽光が届く深さでもあります。 […]