なぜ深海魚は水圧で潰れないのか?彼らの6つの対策とは

タキ
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こんにちは、タキです。

深海の水圧はカップ麺の容器を圧縮したり蓋を閉めた空き缶を潰してしまったりと、とても強い力を持っています。

今回は、そんな圧力に深海魚たちがどのように対応しているのか、詳しく解説していきたいと思います。

他にも色々な疑問を解消したい人はこちらの記事をご覧ください!

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深海魚には様々な圧力対策がある?

海の中の圧力は、水深が10m深くなるごとに1気圧ずつ増えていきます。

地上の気圧が1気圧なので、水深1,000mで約1001気圧。これは1㎠に約100kgの圧力がかかっているのと同じ重さです。

小指の爪ぐらいの大きさの場所に100kgもの圧力が加わっているのに、なぜ深海魚が生きていけるのか?

その理由は、深海魚たちがそれぞれ独自の圧力対策を行っているからです!

  • 浮き袋を持たない
  • 体に脂質を蓄える
  • 筋肉のほとんどを水分に
  • 硬い殻を持つ
  • タンパク質の配列を変化
  • 圧力に対応した物質を持つ

この6つの圧力対策について、ここで詳しく紹介していきます!

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深海魚の圧力対策①「浮き袋を持たない」

最初の対策は「浮き袋を持たない」というものです。

浮き袋の中には圧力の影響を受ける空気が入っているので、浮き袋を無くしました。

深海から揚がってきた魚の口から、何か飛び出しているのを見たことがある人は多いと思います。実はあれは浮き袋なんです。

深海の変化によって膨らんだ浮き袋が、口から飛び出してしまっているんです。(上に貼った写真がまさにそれです…)

圧力変化に柔軟に対応するためには「浮き袋を無くす」という戦法は非常に有効だったわけです!

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深海魚の圧力対策②「脂肪を蓄える」

続いては「脂肪を蓄える」という対策です。

この対策は、浮き袋を持たない魚の多くが持っているものです。

浮き袋を持たない魚は、浮力を調整するシステムを代わりに持つ必要があります。そのシステムが脂肪分を体に蓄えるというものです。

「バラムツ」のように筋肉の中に油を蓄える種類もいれば、サメ類のように肝臓に油を蓄えるという種類の深海魚もいます。

深海魚の圧力対策③「筋肉のほとんどを水分に」

続いては「筋肉のほとんどを水分にする」という対策です。

水分が増えることで体がブヨブヨになり、圧力にも強くなります。

ある実験で、水分が大量に含まれているコンニャクや豆腐を深海に沈めたところ、ほとんど形が変わることはありませんでした。

深海魚の中で体が寒天のようにブヨブヨな種類は、実は深海の圧力に適応した結果なのです!

これは「コンニャクウオ系の魚」や世界一ブサイクな「ニュウドウカジカ」に見られる特徴です。

深海魚の圧力対策④「硬い殻を持つ」

続いては「硬い殻を持つ」という対策です。

水分をたくさん持って受け流すのではなく、圧力に真っ向から立ち向かう対策と言えます!

深海に住んでいるカニ類やエビ類はこのような対策を持つ魚が多いです。

中でもエビ類は飼育も容易なものが多く、水族館で観られる種類が豊富です。ぜひ水族館で深海生物を観察してみてください!

深海魚の圧力対策⑤「タンパク質の配列を変化」

続いては「タンパク質の配列を変化させる」という対策です。

深海に適応したタンパク質にするために、塩基配列を変えた深海魚もいます。

これは簡単に言うと、高い水圧に適応するために「筋肉を作るタンパク質をより強いものにした」ということです。

すり身にも利用されることがある「ソコダラ類」の魚にみられる特徴で、とても興味深い圧力対策です!

深海魚の圧力対策⑥「圧力に対応した物質を持つ」

最後は「圧力に対応するための物質を持つ」という対策です。

オスモライトと呼ばれる物質によって、深い海での生存を可能にします。

オスモライトとは浸透圧調節物質で「体内の塩分量を調節する物質」のこと。

この物質が、圧力でタンパク質が潰れてしまうことを防ぐことで、圧力に対応できています。

このオスモライトの1つである「TMAO(トリメチルアミンオキシド)」という物質が、深海魚の生息可能深度を決定しているのではないか、という研究もあります。

その研究によると深海魚が生息できる、深さの限界は約8,400mとされています!

TMAOは魚の生臭いニオイの主成分です。深海魚はTMAOの量が浅い海に住む魚より多いので、鮮度落ちが早く、すぐに生臭くなってしまいます。

もっと深海について知りたい人へ

今回は深海魚の圧力対応について解説してきました。

もっと深海魚について知りたい方は、本を読むのがオススメです!

以下の記事では、深海魚好きの僕がオススメの本を紹介しています。

コメント

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