【実は世界一】日本の水族館の数はいくつ?100個以上ある?

皆さんも感じているかもしれませんが、日本には非常に多くの水族館があります。ほぼ全ての都道府県に存在する水族館ですが「水族館て日本にいくつぐらいあるんだろう…」と思ったこと、ありませんか?

また、世界にはどんな水族館があるのか、気になっている人もいると思います。

ということで今回は、「日本や世界には一体いくつ水族館があるのか」という疑問に答えていきます!

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日本の水族館の数は「分からない」?

単刀直入に、さらに正直に言うと、日本の水族館の数は「正確には分かりません!」

これは具体的に水族館と言うものが定義されていないからです。水槽があれば水族館なのか、水族館と名乗れば水族館なのか、これは結構難しい問題です。

日本には「日本動物園水族館協会(JAZA)」と呼ばれる団体がありますが、JAZAに加盟している水族館を数えてみると「52」しかありません。(2020年3月現在)

ここには「新江ノ島水族館」や「海響館」といった、非常に大規模で人気のある水族館も含まれていません。

では、私たちが普段水族館と呼んでいる施設はどれだけあるのでしょうか?

その答えは100以上です正確な数は分かりませんが、100は確実に超えてます。
その根拠は水族館プロデューサーである中村元さんの本にあります。

中村元さんは、「サンシャイン水族館」や「北の大地の水族館」などをプロデュースした、凄腕の水族館プロデューサーです。
>>中村さんがプロデュースした水族館はこちら

日本の水族館の数は「125」?

こちらは中村元さんの著書である「全国水族館ガイド125」です。

この本では「125」の水族館施設が紹介されています。つまり、日本には水族館と呼べるような施設が(この本が発行された2019年時点でですが)、少なくとも125以上あるということです。

皆さんも水族館の数を聞かれたら、この数を参考にしてみてください!当サイトもこの本を非常に参考にさせていただいてます。

ただ、一つ注意もあります。この本の中には、素晴らしい水族展示が観られる動物園も含まれているので、純粋に水族館といえる施設はもう少し少ないかもしれません。

日本の水族館の数は「世界一」?

日本には水族館として楽しめる施設が、少なくとも125以上存在している、ということが分かりました。

では、世界にはどれぐらいの水族館があるのでしょうか?日本の水族館の数と同じく、こちらも正確には分かりません。

しかし、一説には約500ぐらいだと言われてます。日本だけで125個もあるのに、世界は500個…。これ、思ったより少ないですよね?

実は、日本の水族館の数が、世界と比較すると多過ぎするんです。日本の水族館の数は世界一だと言われています。

なぜ、日本の水族館の数が世界一なのか?

これまで説明してきた水族館の数が正しい場合、世界の水族館のうち約2割が日本に集中しています。

これはなぜなのか?そこにはいくつかの理由が考えられます!

はっきりとした理由は明らかになっていませんが、考えられる大きな理由は以下の通りです。

日本に水族館が多い理由
  • 水族館の立地に適した場所が多い
  • 古くから魚食に親しみがある
  • 日本の海は生物多様性が高い

理由①「水族館の立地に適した場所が多い」

まずは、水族館の立地に適した場所が多いことです。

日本は島国であり、周囲を海に囲まれています。

海の生物を展示する場合、近くの海から海水を引っ張ってくる必要があります。人工海水もありますが、大きなコストがかかってしまうので、海沿いに建てる方が効率がいいです。

また、海沿いに水族館を建てれば、生き物を採集して水族館に運ぶ時間も短くすることができます。

日本が島国で海に囲まれており、水族館に適した場所が多いため、日本には水族館がたくさんあると考えられます!

理由②古くから魚食に親しみがある

続いての理由は、日本では古くから魚食に親しみがあるからです。

昔から日本人は魚を食べて生活してきました。刺身や寿司が世界的に有名なように、日本は古くから魚食に親しんできています。

そして、これは世界的にみると結構珍しいことです。周りに海がない国もたくさんありますし、生で魚を食べるのはちょっと…という国も多いです。

この魚食への親しみの心が、水族館の多さにつながっていることも理由の一つとして考えられます。

理由③日本の海は生物多様性が高い

続いては、日本の海は生物多様性が高いことです。

日本近海は生物の宝庫です。日本近海の海の容積は世界全体の約1%しかありませんが、生物の種類でいうと世界の約13.5%を占めています。

この生物多様性に恵まれた環境が、水族館の発展に寄与したことも考えられます。

他にもバブルの時代の影響など様々なことが考えられますが、上記の3つが大きな要因と考えられます。

日本の水族館の数はまだ増える?

三重県にある志摩マリンランドなど、コロナウイルスの影響や老朽化で閉館する水族館もありますが、水族館の数は今後も増える可能性があります。

この記事を書いた2020年だけでも、新しく3つの水族館がオープンしました。以下の3館です。

2020年にオープンした水族館
  • 四国水族館:香川県宇田津町
  • DMMかりゆし水族館:沖縄県那覇市
  • カワスイ 川崎水族館:神奈川県川崎市


どれも比較的規模が大きく、新しいアイデアを取り入れた素敵な水族館です。

今後も水族館人気が続いていけば、新しい水族館が開館していくかもしれません!

まとめ:日本の水族館に行こう!

水族館の数は日本に約125、世界で約500もあります。

あなたは世界で一番水族館が多い国に住んでいるわけです!(住んでない人もいるんでしょうか?)

これは水族館に行くしかありません。今すぐ向かいましょう。

水族館の様々な楽しみ方は以下の記事にまとめているのでこちらもチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

水族館や深海魚・水産に関わることなどが大好きです。
大学院で深海魚に関する研究をしていましたが、2020年に社会人になり
働きながらブログをちょこちょこと書いています。

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