世界にただ一人の水族館プロデューサーとして知られる中村元(なかむらはじめ)さん。
今回は、彼がプロデュースした新しい水族館を皆さんに紹介します。
ただ単純に魚を飼育するのではなく、魚の生き様や展示の魅せ方にこだわった水族館たちです。ぜひ実際に行ってそれを感じてみてください!
水族館プロデューサー「中村元」とは?
そもそも「中村元さんって誰?」という人もいるかと思うので、紹介させていただきます。
- 三重県出身
- 鳥羽水族館の副館長→水族館プロデューサー
- 斬新な「水塊」展示で水族館をプロデュース
- 複数の水族館でアドバイザーを務める
もともと鳥羽水族館の副館長を務めていた中村さん、そこから水族館プロデューサーとして独立しました。
鳥羽水族館での経験を活かして、水中感や浮遊感、没入感を感じられる「水塊」展示を生み出し、多くの水族館を生まれ変わらせてきました。
現在も複数の水族館でアドバイザーを務める中村さん、彼が全面的にプロデュースした水族館を5つ紹介します。
北の大地の水族館-山の水族館-(北海道)
まずは、北海道北見市にある「北の大地の水族館」です。
小さい水族館と侮ることなかれ。魅力的な展示が満載の水族館です。
赤字が続き2011年に一度閉館しましたが、2012年のリニューアルで大きく生まれ変わりました。
この水族館の大きな見どころは、2つの世界初の展示です。どちらも「水塊」を感じられる展示です。
- 世界初「滝壺を下から眺める展示」
- 世界初「凍る展示」
他にも栄養豊富な水で育った大きな「イトウ」、彼らが豪快に食事をする「いただきますライブ」など楽しめる部分はたくさんあります。
少しアクセスは悪いですがぜひ訪れて欲しい水族館です。詳しい見どころはこちらの記事をどうぞ。
サンシャイン水族館(東京都)
続いては、東京県豊島区のサンシャインシティにある「サンシャイン水族館」です。
大人向けの落ち着いた水族館です。
ビルの中にあるということで重量制限もありなかなか水の量を増やせない中で、2011年に工夫を凝らした全面リニューアルが行われました。
都会でも「水塊」を強く感じられるのが大きな魅力です。サンシャイン水族館の見どころはこちら。
- 「天空のペンギン水槽」
- 「サンシャインラグーン」
- 「オアシスを感じる屋上」
「天空のペンギン水槽」は2017年に新しく設置された、空を背景にペンギンが泳ぎ回る展示です。
「サンシャインラグーン」は傾斜をつけたり照明を工夫したりすることで、奥への広がりを感じる展示。
また「天空のオアシス」というコンセプトにふさわしい屋上の雰囲気も最高です。
都会で癒しを感じたい人にオススメです。
新江ノ島水族館(神奈川県)
続いては、神奈川県藤沢市にある「新江ノ島水族館」です。
観光地である江ノ島から徒歩10分の距離にあり、両方一気に楽しむのもオススメです。
規模も大きく癒しをもらえる展示が満載で、大人が存分に楽しめる水族館です。見どころはこんな感じ。
- 「相模の海大水槽」
- 「充実の深海展示」
- 「クラゲファンタジーホール」
- 「シラスの常設展示」
「水塊」を強く感じられる大水槽に加えて、JAMSTECという機関と連携した「深海展示」、さらには魅力的なクラゲ展示もあります。
江ノ島の名物であるシラスが常設展示されているのも見逃せません。詳しい見どころはこちらをどうぞ。
鳥羽水族館(三重県)
続いては、三重県鳥羽市にある「鳥羽水族館」です。
飼育種数はなんと「約1,200」。実はこれは日本一の数です。
鳥羽水族館は飼育種数で日本一を誇るだけあって、その分規模も大きいです。
伊勢神宮も近いので一緒に楽しむのもありです。そんな鳥羽水族館の見どころはこちら。
- 「ジュゴンとマナティ」
- 「イロワケイルカ」
- 「コーラルリーフ・ダイビング」
- 「へんないきもの研究所」
- 「セイウチふれあいタイム」
2種類の海牛が観られるのはココだけです。
またイロワケイルカも鳥羽水族館以外にはうみの杜水族館だけです。
「へんないきもの研究所」には見たこともないような変な生き物がたくさんいます。
まだ出会ったことのないような、数々の生物に出会ってみてください。
マリホ水族館(広島県)
続いては、広島県広島市にある「マリホ水族館」です。
商業施設内にある都市型水族館で、2017年にできたばかりです。斬新な展示が豊富です。
「生きている水塊」がテーマで、引きこまれるような空間を楽しめます。マリホ水族館の見どころはこんな感じです。
- 「サンゴに波が砕ける水槽」
- 「うねる渓流を再現した水槽」
- 「大水槽 輝くサンゴの海」
「サンゴに波が砕ける」様子が観れる展示と「うねる渓流」の展示は世界初です。
ともに強く水塊を感じられる水槽です。
また小さい水族館ですが大水槽もあります。存分に癒されてください。
まとめ:水族館に行こう
水族館プロデューサーの中村さんがプロデュースした水族館を、5つ紹介してきました。
ぜひ実際に行ってみて、その工夫を観察したり存分に「水塊」を感じたりしてみてください。
それぞれの水族館の見どころや、一人で水族館に行った際の楽しみ方はこちらにまとめています。
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