普通の魚とはちょっと違った見た目をしている「マンボウ」、比較的デリケートなためどの水族館に行っても展示されている、というわけにはいきません。
過去にはそのデリケートさ(?)から、最弱説を唱えられたこともありました。実際の内容はデマがほとんどですが、それぐらい長期で飼育するのは難しいということです。
とはいえ、かなりの長期にわたってマンボウを飼育している水族館も日本には複数あります。
ということで、(生き物なので確実にとはなかなか言えませんが)かなりの高確率でマンボウに会える水族館と、その魅力を今回は皆さんに紹介していきます。
絶対に生きているマンボウに会いたい!という人は公式HPやSNSでのチェックをオススメします。下記ページに日本の水族館の公式HPをまとめています。
ほぼ常設①「アクアワールド茨城県 大洗水族館」
まず最初に紹介するのは、茨城県にある「アクアワールド・大洗水族館」です。大洗水族館はサメの飼育種数が日本一で、その数はなんと50種類を超えるほどです。
そして、アクアワールド・大洗水族館はサメだけでなく、マンボウの展示にも非常に力を入れており、大きな水槽の中でゆったりと泳ぐマンボウを観ることが出来ます。
基本常設展示でマンボウの展示数も多いので、会える確率はほぼ100%と言っていいと思います。
ぜひ茨城県で、サメとマンボウを堪能してください!
ほぼ常設②「鴨川シーワールド」
続いて紹介するのは、千葉県鴨川市にある「鴨川シーワールド」です。シャチの大規模ショーで名を馳せている水族館で、他にもベルーガ・イルカ・アシカのショーも楽しめます。
鴨川シーワールドといえば「シャチ」なのですが、実はマンボウの長期飼育でも有名です。なんと「8年2ヶ月」という記録を持っています!
長期飼育の記録を持っているだけあって、マンボウを展示している可能性も高いです。ぜひ、シャチのショーと一緒にマンボウの泳ぎを楽しんでみてください。
ほぼ常設③「越前松島水族館」
続いて紹介するのは福井県坂井市にある「越前松島水族館」です。越前松島水族館は1959年に開館した、超レトロな水族館です。
新しくなっている水槽もありますが、1959年当時の水槽もまだ残されているので、少し懐かしさを感じられる展示が心をくすぐります。
越前松島水族館はもともとマンボウの飼育は行っていたのですが、2021年3月31日をもって閉館となった三重県の「志摩マリンランド」から、さらにマンボウを譲り受けました。
水族館に入ってすぐのところで展示されているので、ぜひマンボウたちに会いに行ってみてください!
ほぼ常設④「海遊館」
続いて紹介するのは、大阪府にある「海遊館」です。「海遊館」は日本で2番目に大きい水族館であり、入場者数も多いのでほとんどの方が知っているかと思います。
海遊館には水族館の大人気者である、巨大なジンベエザメが展示されています。大水槽を優雅に泳ぐ姿は圧巻なのでこれは見逃せません。
また、海遊館の特設水槽ではほぼ常設の形で「マンボウ」を展示しています。
海遊館は自然のままの動物の姿を展示することを目指している水族館なので、展示も美しい物が多いです。ぜひ海遊館独自の良さをゆったり感じてみてください!
会えるかも①「仙台うみの杜水族館」
続いて紹介するのは、宮城県にある「仙台うみの杜水族館」です。三陸の海をテーマとした水槽から世界の海の生き物まで、広い範囲をカバーしています。
フカヒレとしてよく利用される「ヨシキリザメ」や、白と黒で可愛らしい「イロワケイルカ」の展示が有名な水族館です。比較的新しい水族館なので、館内も綺麗なところが多いです。
そして、かつて「ヨシキリザメ」が展示されていた水槽には、「マンボウ」が展示されることがあります。
時期によっては別の生き物が展示されることもあるので、事前に確認をオススメします。
会えるかも②「サンシャイン水族館」
続いて紹介するのは、東京県豊島区のサンシャインシティにある「サンシャイン水族館」です。 都会にあるオアシス的な存在として人気を博している水族館です。
水族館プロデューサーとして知られる「中村元」さんが、携わったことでも知られており、他の水族館とは一線を画した展示が人気です。
特に、「天空のペンギン」や「サンシャインラグーン」は癒されること間違いなしです。
また、サンシャイン水族館でもマンボウの展示が行われることがあるので要チェックです。
会えるかも③「横浜・八景島シーパラダイス」
続いては、神奈川県にある「八景島シーパラダイス」です。「八景島シーパラダイス」は、同じ島内に遊園地も併設されている、日本でも最大規模のアミューズメント水族館です。
水族館自体は大きく4つのエリアからなっており、それぞれの楽しみ方があります。
- アクアミュージアム
- うみファーム
- ドルフィンファンタジー
- ふれあいラグーン
いわゆる水族館的な施設はアクアミュージアムですが、このうち「ドルフィンファンタジー」で「マンボウ」の展示が行われることがあります。
ドルフィンファンタジーではその名の通りイルカの展示が行われていますが、奥の円柱水槽が「マンボウ」の展示場所です。
会えるかも④「上越市立水族博物館 うみがたり」
続いて紹介するのは、新潟県にある「上越市立水族博物館 うみがたり」です。うみがたりはマゼランペンギンが有名で、マゼランペンギンの暮らしを観察できる、マゼランペンギンミュージアムもあります。
2018年にリニューアルした水族館で、新しくて綺麗な展示が盛りだくさんとなっています。日本海に面した水族館なので海も近く、本当の自然の景色を楽しめるのもいい点です。
2023年6月には、2019年以来となる2度目のマンボウ展示に成功しています!
会えるかも⑤「市立しものせき水族館 海響館」
続いて紹介するのは「市立しものせき水族館 海響館」です。下関にある水族館なだけあって、フグの展示が充実しています。
実はマンボウは、分類学的にはフグの仲間なので、海響館でマンボウの展示が行われるのはそこまで不思議なことではないですね!
また、海響館の魅力としてペンギンの展示が挙げられます。大きなペンギン水槽を優雅に泳ぐペンギンの姿は感動ものです。ぜひお見逃しなく。
まとめ:生きたマンボウに会いに、水族館へ!
今回は、生きたマンボウに会える(可能性の高い)水族館を紹介してきました。どうしても生き物なので、行っても展示していなかった、ということが起こりえます。
そうならないように、事前に公式HPなどでのチェックはお忘れなく!ただ、大洗水族館はほぼ100%で生きた姿が見られると思うので、絶対観たいという人はぜひ行ってみてください。
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