今回は、見た目はちょっと悪いですがめちゃくちゃウマイ「ヒウチダイ 」について、詳しく解説します。
他の深海魚についても画像や動画を交えて紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
深海魚「ヒウチダイ」とは?
「ヒウチダイ 」はキンメダイの仲間で、ヒウチダイ科に属する深海魚の一種です。
和名:ヒウチダイ
分類:脊索動物門キンメダイ目ヒウチダイ科
大きさ:約 20 cm
生息水深:約 350〜950 m
ヒウチダイは何とも深海魚っぽい見た目で、正直ちょっと顔が怖いです。
しかし食べるととんでもなく美味しいんです…。
どこに住んでいる?
ヒウチダイは主に日本に生息しており、茨城から九州の太平洋沿岸で見られます。
ヒウチダイ科まで幅を広げると、太平洋、大西洋、インド洋など世界中に幅広く分布しています。
生息水深は約350〜950 mなので、めちゃくちゃ深いわけではありません。
そのため時々港にも上がります!
どんな生態をしている?
ヒウチダイの顔は非常にゴツゴツしてますが、これは感覚溝が発達しているからです。
この感覚器官で周囲の環境を捉えています。
ヒウチダイは港に水揚げされることもあり、深海魚の中では比較的身近と言えます。
しかし、それでもヒウチダイは深海魚。
まだまだ生態としては、分かっていないことがたくさんあります!
ヒウチダイの特徴
ヒウチダイの特徴は以下の通りです。やはり見た目と味が大きな特徴です!
- ゴツゴツしてちょっと怖い顔
- そんな見た目なのに超美味しい
まずは「ゴツゴツした怖い顔」です。
いかにも深海魚らしい顔が大きな特徴ですが、ヒウチダイ科の魚は同じような見た目です。このゴツゴツも大きめの口も、深海で生き延びるための形なんです。
そんな見た目をしているのに、超ウマイのもヒウチダイの特徴です。ぜひ皆さんも一度食べてみてほしい…。
「ヒウチダイ」は食べるとどんな味?
ここまでなんども話してきましたが、「ヒウチダイ 」は非常に美味しいです。
身は甘みも旨味もあって最高。
鮮度が良ければ刺身も美味しいですが、いい出汁が出るので汁物にしてもGOOD。ヒウチダイ は底引き網で漁獲されますが、その量は正直かなり少ないです…。
そのため市場に出回ることは少ないですが、稀に市場で見かけることもあります。
見かけたら絶対買いましょう!
ぼうずコンニャクさんのHPでは「究極の美味」と紹介されています。
ヒウチダイに会える水族館は?
ヒウチダイの生息水深は350〜950mなので、比較的浅いところまで上がってきます。
しかし、水族館の展示は行われていません。
ただし、同じヒウチダイ科の「ハシキンメ」という深海魚は、複数の水族館で展示が実現しています。
そのため「ヒウチダイ」が展示される日もそう遠くないと考えられます!技術の進歩を待ちましょう。
とにかく深海魚を観てみたい、という方はこちらの記事をご覧ください!
もっと深海魚が観たい人にオススメ
今回は深海魚「ヒウチダイ」について詳しく紹介してきました!
ですが、世の中にはまだまだ様々な深海魚がいます。
様々なテーマで深海魚をまとめているのでこちらからどうぞ。
もっと深海魚について知りたい方は、本を読むのもオススメです。
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