今回は、深海魚釣りで獲れる
美味しい深海魚「イバラヒゲ」について
詳しく解説したいと思います。
後半には深海魚兼水族館好きの僕が
深海魚に出会える水族館も紹介しているので
ぜひ水族館にも行ってみてください。
深海魚「イバラヒゲ」とは?
「イバラヒゲ」はソコダラの仲間で
ソコダラ科に属している深海魚の一種です。
プロフィールはこんな感じ。
和名:イバラヒゲ
分類:脊索動物門タラ目ソコダラ科
大きさ:約 60 cm
生息水深:約 300〜3,700 m
ソコダラにはたくさんの種類がいますが
似た見た目をしている「オニヒゲ」という
魚もかなり美味しいので要チェック!
どこに住んでいる?
イバラヒゲは日本はもちろんオホーツク海や
ベーリング海、カリフォルニア沿岸での
生息が確認されています。
日本では主に相模湾より北の
太平洋側沿岸で発見されます。
生息水深は約300〜3,700mと
かなり深いところにまで生息しており
「オニヒゲ」より深いところが好きなようです。
どんな生態をしている?
イバラヒゲは長い尾をゆっくりと振りながら
海底の少し上を遊泳しています。
長い尾の推進力が斜め下の推進力につながり
これが餌を探すのにとても適しています。
主食はイカ類で、オキアミや他の魚
エビなども食べることが知られています!
イバラヒゲの特徴
イバラヒゲの特徴は以下の通りです。
頭の大きな形と「味」が特徴的です!
- 大きな頭と長い尻尾
- 硬いイバラのようなウロコ
- 非常に美味しい「身」
まずは「大きな頭と長い体」です。
これはソコダラの仲間の大きな特徴で
英語でRattail(ネズミの尻尾)と表現されます。
このような体の形をしているので
食べられる部分は多くありません…。
続いて「硬いイバラのようなウロコ」です。
イバラヒゲにはイバラのようにトゲのある
硬いウロコがついています。
ウロコがとにくいので
三枚おろしする際には要注意です!
続いて「非常に美味しい身」です。
イバラヒゲは深海釣りでも釣れる魚で
身は非常に美味しいと有名です!
「イバラヒゲ」は食べると美味しい?
すでに何度か話しましたが
「イバラヒゲ」は非常に美味しいです!
見た目はちょっと悪いですが
身は綺麗な白身で臭みもなく
非常に食べやすい深海魚です。
なかなか流通することはないので
食べたい人は自分で釣るのがオススメ!
イバラヒゲはぼうずコンニャクさんのHPで
非常に美味な魚として紹介されています。

イバラヒゲに会える水族館は?
イバラヒゲの生息水深は
約300〜3,700mとかなり深いです。
そのため、水族館で飼育することはかなり困難。
水族館で観られるのはとても珍しいことで
まだ展示が成功したという記録はありません。
技術が進歩して、イバラヒゲが
水族館で観れることを願いましょう。
とにかく深海魚を観てみたい
という方はこちらの記事をご覧ください!
もっと深海魚が観たい人にオススメ
今回は深海魚「イバラヒゲ」について
詳しく紹介してきました!
ですが、まだまだ様々な深海魚がいます。
様々なテーマで深海魚を
まとめているのでこちらからどうぞ。
もっと深海魚について知りたい方は
本を読むのもオススメ。
ぜひ、深海魚をもっと楽しんでみてください。
では、また。

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