ヨコヅナイワシ:新種の深海魚?味は?水族館で会える?

まだまだ未知の部分が多く、新種が発見されることが多いのが深海生物です。

今回紹介する「ヨコヅナイワシ」は2021年に新種として登録された深海魚。そのため、まだまだ不明な部分も多いですが、詳しく解説していきたいと思います!

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※アイキャッチ画像はヨコヅナイワシではありません!普通のイワシです。

目次

深海魚「ヨコヅナイワシ」とは?

「ヨコヅナイワシ」はセキトリイワシ科に属する深海魚の一種です。

和名:ヨコヅナイワシ
分類:脊索動物門セキトリイワシ科
大きさ:約 122〜138 cm
生息水深:約 2,000〜2,500 m
※標本が5体しかなく、大きさや生息水深は今後更新される可能性が高いです!

ヨコヅナイワシは2016年の2月・11月に発見され、2021年に新種登録された深海魚です。

セキトリイワシ科魚類の中で最大種ということで、ヨコヅナイワシと名付けられました。

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どこに住んでいる?

ヨコヅナイワシが発見されているのは、今のところ駿河湾のみです。南海トラフの方にまで分布している可能性はありますが、まだその事実は確認されていません。

標本個体も少ないため、はっきりとした生息水深も未だ不明です。

延縄によって捕獲された水深は2,171〜2,179mと2,551m、2,571mです。また、2,571mでは生きた個体の撮影にも成功しています!

今のところかなり深いところで発見されていますね。

どんな生態をしている?

ヨコヅナイワシは深海における上位捕食者「トップ・プレデター」であることが示唆されています。

トップ・プレデターとは、ホオジロザメやシャチのようにその種自身を捕食する敵がおらず、生態系においてトップに君臨しているということを意味します。

普段私たちが目にするイワシ(鰯)とは全く違う、強いイワシが深海には住んでいました…。

メスはまだ捕獲されておらず、詳しい生態についてはほとんど分かっていません。

ヨコヅナイワシの特徴

ヨコヅナイワシの特徴は以下の通りです。トップ・プレデターであることが大きな特徴です!

ヨコヅナイワシの特徴
  • 深海のトップ・プレデターである
  • まだまだ不明な点が多い深海魚

まずは「深海のトップ・プレデターである」ことです。

生態のところでも話しましたが、ヨコヅナイワシは駿河湾の深海におけるトップ・プレデターであると考えられています。これは栄養段階の解析から導かれた結果によるものです。数値で表した時に、なんとウツボやチヒロザメ・カグラザメなどより上の値を示しています!

続いて「まだまだ不明な点が多い深海魚である」ことです。

現存するヨコヅナイワシの標本はこの世に5体のみです。また、生きた個体が撮影されたのは一度のみです。さらに、捕獲されたヨコヅナイワシは全てオスです。そのため、まだまだ分かっていないことが多い深海魚です。今後の研究が待たれます!

「ヨコヅナイワシ」は食べるとどんな味?

「ヨコヅナイワシ」の味は、今のところ不明です。

希少性が高く、近い未来にヨコヅナイワシを食べるチャンスが来ることは考えづらいです。たくさん漁獲されることがあれば、味を知ることが出来るかもしれません。

体が大きくしっかりとしているので、ヨコヅナイワシの身が美味しいことを願います…。

もっと簡単に食べられて非常に美味しい深海魚がたくさんいるので、ヨコヅナイワシよりもまずはそちらにトライすることをオススメします!

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ヨコヅナイワシに会える水族館は?

ヨコヅナイワシは水深2,000mよりも深い場所でのみ発見されている深海魚です。かなり深い場所に住んでいると言えます。

そのため、たとえ標本数が増えたとしても、すぐに水族館で生きた個体に会えるようにはならないと思います。

しかし、希少な標本が「東海大学海洋科学博物館」に展示されています。もしヨコヅナイワシに会いたければ、ぜひ行ってみてください!

とにかく生きた深海魚を観てみたい、という方はこちらの記事をご覧ください!

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もっと深海魚が観たい人にオススメ

今回は深海魚「ヨコヅナイワシ」について詳しく紹介してきました!

ですが、世の中にはまだまだ様々な深海魚がいます。

様々なテーマで深海魚をまとめているのでこちらからどうぞ。

もっと深海魚について知りたい方は、本を読むのもオススメです。

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この記事を書いた人

水族館や深海魚・水産に関わることなどが大好きです。
大学院で深海魚に関する研究をしていましたが、2020年に社会人になり
働きながらブログをちょこちょこと書いています。

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