今回は、水族館の水槽の上の方で漂っていることの多い「サギフエ」について、詳しく解説します。
他の深海魚についても画像や動画を交えて紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
深海魚「サギフエ」とは?
「サギフエ」はヨウジウオ科に属する深海魚の一種です。
名前:サギフエ
分類:節足動物門トゲウオ目ヨウジウオ科
大きさ:約 15-20 cm
生息水深:25〜600 m
細長い口先が特徴的で、斜め下を向きながら漂っている姿が人気の魚です。
水族館で「なにこの魚!」と叫んでいる人をよく見かけます。
どこに住んでいる?
サギフエは様々な海域の沿岸地域に住む深海魚です。ヨーロッパやアフリカ、アジアなど様々な場所で確認されています!
生息水深は約25〜600mなので、浅い場所から深い場所まで広く分布しています。
特に幼魚は浅い場所で生活しており、その体はなんと銀色。親と見た目はほぼ同じですが色が違います!
どんな生態をしている?
サギフエは大陸棚と呼ばれる、沿岸地域の緩やかな傾斜が広がる場所を好んで生活しています。
昼間は深い場所にいることが多いですが、夜になるとエサを求めて海面付近に浮上し細長い口を使いながら小型の動物を食べます。
普段は体を斜め下に向けながら漂っていますが、長距離を移動するときはしっかり体を水平にして泳ぎます。
サギフエの特徴
サギフエの特徴は以下の通りです。やはり見た目が大きな特徴です。
- 細長くて可愛らしい口先
- なぜか水面近くで立ち泳ぎ
まずは「細長くて可愛い口先」です。
これはサギフエのチャームポイントです。この可愛らしいフォルムが、水族館で地味に人気がある理由です!この口を使って小さい動物を食べています。
続いては「水面付近での立ち泳ぎ」です。
その変わった泳ぎ方は、水族館に訪れた多くの人の心を掴んでいます。しかし、この泳ぎ方にどんなメリットがあるのか、まだはっきりとは分かっていません!
「サギフエ」は食べると美味しい?
結論から言うと「サギフエ」の味は結構美味しいです!
ただ、食用としての流通はほとんどしていません。その理由は比較的体が小さくて身も少ないからです。漁港などで手に入ることはあまりないと言っていいと思います。
しかし、身には脂も乗っており、しっかりした味わいがあります。機会があればぜひ食べてみてください!
ぼうずコンニャクさんのHPでも「非常に美味」と紹介されています。
サギフエに会える水族館は?
サギフエを飼育している水族館は結構あります。
深海魚とはいえ、浅いところにも上がってくるので飼育は難しくないです。
どの水槽でも上の方で体を傾けながらゆらゆらと漂っているはず。
ぜひ実際に水族館に行って、彼らのユニークな姿を観てみてください!
深海魚が観られる水族館は、こちらで詳しく解説しています。
もっと深海魚が観たい人にオススメ
今回は深海魚「サギフエ」について詳しく紹介してきました!
ですが、世の中にはまだまだ様々な深海魚がいます。
様々なテーマで深海魚をまとめているのでこちらからどうぞ。
もっと深海魚について知りたい方は、本を読むのもオススメです。
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