【クジラと戦う】ダイオウイカとは?全然美味しくない…

今回は、その大きさからロマンを感じる「ダイオウイカ」について、詳しく解説していきます。

他の深海魚についても画像や動画を交えて紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

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目次

深海イカ「ダイオウイカ」とは?

「ダイオウイカ」はツツイカ目のイカで、ダイオウイカ科に属しています。

和名:ダイオウイカ
分類:軟体動物門ツツイカ目ダイオウイカ科
大きさ:全長最大 18 m
生息水深:数百〜1,000 m

NHKの深海取材班が世界で初めて撮影に成功したことで、非常に有名になった深海のイカです。

「ダイオウ」に相応しい巨大さから、深海のロマンを感じ取った人はたくさんいるはずです!

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どこに住んでいる?

ダイオウイカは北アメリカやヨーロッパ・日本など、様々な国で発見されています。

しかし、生きている個体が発見されることはとても珍しく、基本は打ち上げられた状態で見つかります。

生きている個体の目撃は、2006年に映像が公開されるまでほとんどありませんでした。そのため詳しい生息域はまだ分かっていません!

どんな生態をしている?

ダイオウイカは魚や他のイカ(アカイカや深海棲のイカ)を食べて生活していることが、胃内容物の調査から分かっています。

30 cmほどもある巨大な目と、その体長のほとんどを占めている「長い触腕」を使って捕食しています。

また、「マッコウクジラ」の胃の中からダイオウイカが見つかっていることや、マッコウクジラの皮膚にダイオウイカの攻撃のあとが残っていることから、深海では両者の戦いが繰り広げられているとされています!

ダイオウイカの特徴

ダイオウイカの持つ特徴は以下の通りです。やはり、大きな体が最大の特徴ですね。

ダイオウイカの特徴
  • 触腕を含んだロマンのある巨体
  • 30cmほどもある巨大な目
  • 塩化アンモニウムを含む筋肉

まずは「触腕を含んだロマンある巨体」です。

ダイオウイカがこれほどまでに有名になったのは、やはりこの大きな体のおかげです。触腕を含めて18mという大きさは、無脊椎動物の中では最大級です!

続いて「30cmにも達する巨大な目」です。

ダイオウイカは体が大きいだけでありません。目の大きさはダイオウホウズキイカと並んで「生物界」で最大と言われています。この目でわずかな光をとらえて、獲物を発見します!

続いては「塩化アンモニウムを含む筋肉」です。

深海に生息するイカは浮力を維持するために、筋肉に塩化アンモニウムを蓄えています。ダイオウイカも例外ではありません。深海生物の生存戦略は非常に特徴的です!

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「ダイオウイカ」は食べると美味しい?

「ダイオウイカ」は体に蓄えた塩化アンモニウムのせいで、美味しくないと言われることが多いです!

強いアンモニア臭がするため、刺身で食べるのは特にオススメできません…。

しかし、スルメにするとこの匂いはかなり緩和されるようです(動画参照)。ですがもう一度食べたいと思うような味ではないようですね。

ダイオウイカを食べる機会はなかなか無いと思いますが、進んで食べるべき深海生物とは言えません。

もっと簡単に食べられて非常に美味しい深海魚がたくさんいるので、まずはそちらにトライすることをオススメします!

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ダイオウイカに会える水族館は?

現在のところ、生きたダイオウイカに会える水族館はありません。展示されたという実績もまだありません。

体が大きいだけでなく、飼育のノウハウもまだ蓄積されていないので、展示するのはかなり難しいです。今後の技術の発展に期待しましょう。

生きた個体は観られませんが、標本を展示している施設がいくつかあります。どうしても見たいという方は標本を見に行くのもオススメです。

ダイオウイカに会える水族館

標本は新しく追加されたり、特別展示で披露されたりするので、ダイオウイカに出会える施設はこれからも増えていくはずです!

とにかく生きた深海魚に会いたい、という方はこちらの記事をご覧ください!

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もっと深海魚が観たい人にオススメ

今回は深海イカ「ダイオウイカ」について、詳しく紹介してきました!

ですが、まだまだ様々な深海魚が世の中には存在しています。

様々なテーマで深海魚をまとめているので、興味がある方はこちらからどうぞ。

もっと深海魚について知りたい方は、本を読むのもオススメです。綺麗な写真で深海魚を観ることができます!

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この記事を書いた人

水族館や深海魚・水産に関わることなどが大好きです。
大学院で深海魚に関する研究をしていましたが、2020年に社会人になり
働きながらブログをちょこちょこと書いています。

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