今回は「深海に潜るクジラたちについて知りたい!」というあなたに、深海まで潜れるクジラ達を紹介します。
大王イカと格闘するマッコウクジラは有名ですが、他にも深海に潜るクジラは何種類かいます。深海に潜るクジラの秘密を解き明かしましょう!
他にもたくさんの深海魚を特集しているので、興味がある方は他の「まとめ」もぜひ見てみてください。
深海に潜るクジラ①「キタトックリクジラ」
和名:キタトックリクジラ
分類:脊索動物門アカボウクジラ科
大きさ:最大約 11 m
生息水深: 最大約 1,400 m
まず紹介するのは「キタトックリクジラ」です。
実はアカボウクジラ科のクジラたちは、深い海を好んで生活しています。
キタトックリクジラは全体的に黒褐色で、お腹の部分は黒に近い灰色をしています。普通4〜10頭の群れで過ごしており、群れの団結力はとても強いです。
潜水時間は約1時間ですが、長い時は2時間を超えると考えられています。潜水能力の非常に高いクジラです。
深海に潜るクジラ②「コブハクジラ」
和名:コブハクジラ
分類:脊索動物門アカボウクジラ科
大きさ:約 5 m
生息水深:500〜1,000m
続いてのクジラは「コブハクジラ」です。
こちらもかなり深いところを好むクジラの1種で、アカボウクジラ科に属しています。
世界中の熱帯から温帯に生息しており、広い地域で目撃されています。3頭〜7頭程度の群れで行動し、潜水時間は少なくとも22分以上。
捕鯨されたことはありますが、捕鯨の対象として積極的に獲られるということはありません。
深海に潜るクジラ③「ツチクジラ」
和名:ツチクジラ
分類:脊索動物門アカボウクジラ科
大きさ:約 12〜13 m
生息水深: 最大 1,000 m
続いて紹介するのは「ツチクジラ」です。
こちらもアカボウクジラ科で、比較的長い口を持っています。下顎が上顎よりもかなり長く、口を閉じていても歯が見えます。
生息地域は北太平洋や日本海・オホーツク海の南部などで、生息数の見積もりとしては約3万頭です。
ツチクジラは捕鯨に利用されており、日本は頭数制限しながら現在も捕鯨を行っています。
深海に潜るクジラ④「アカボウクジラ」
和名:アカボウクジラ
分類:脊索動物門アカボウクジラ科
大きさ:約 7 m
生息水深: 最大約 3,000 m
続いて紹介するのは「アカボウクジラ」です。
クジラの中で最も深く潜水する種類で、最大3,000mまで潜水した記録があります。
深さはもちろんのこと、アカボウクジラは約137.5分の潜水記録も持っており、これはマッコウクジラも上回ります。約3,000mもの深くて長い潜水は、高い圧力に耐える特別な構造が必要だと考えられています。
しかし、どんな構造が深海に適応しているのかまだよく分かっていません…。
日本においてはかつて捕鯨の対象となっていました。
深海に潜るクジラ⑤「マッコウクジラ」
和名:マッコウクジラ
分類:脊索動物門マッコウクジラ科
大きさ:最大 18 m
生息水深:最大 3,000 m
最後に紹介するのは「マッコウクジラ」です。
ダイオウイカとの格闘が有名なクジラで、深海に潜るクジラとしても人気です。
巨大な頭部を持ち、その中には巨大な脳とともに鯨蝋(げいろう)と呼ばれる油がたっぷり詰まっています。
マッコウクジラの主な餌はダイオウイカを含むイカ類で、ダイオウイカの住む深度1,000mまで約10分で潜ることができます。
その際には鯨蝋を冷やしたり温めたりして、比重を変えてコントロールしています。
様々な深海生物に出会える水族館
深海魚大国かつ水族館大国である日本には「深海魚に出会える水族館」もあります。
ぜひ実際に訪れて、実際に動き回る姿を観て楽しんでみてください。
そして水族館の魅力を感じてください。
この中でも特に深海魚で有名なのは静岡県の「沼津港深海水族館」と愛知県の「竹島水族館」です。迷ったらこちらに行ってみてください。
特に沼津港では深海魚を食べることも出来ます!
深海魚に会える水族館についてはこちらの記事をどうぞ!
深海魚はまだまだ不思議がいっぱい
今回は「深海に潜るクジラたち」というテーマで深海魚を紹介してきました。
ですが、世の中にはまだまだ様々な深海魚がいます。
他のテーマについてもまとめているのでこちらからどうぞ。
もっと深海魚について知りたい方は、本を読むのもオススメです。
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