深海まで潜るクジラ5選:マッコウクジラも深海生物!

今回は「深海に潜るクジラたちについて知りたい!」というあなたに、深海まで潜れるクジラ達を紹介します。

大王イカと格闘するマッコウクジラは有名ですが、他にも深海に潜るクジラは何種類かいます。深海に潜るクジラの秘密を解き明かしましょう!

他にもたくさんの深海魚を特集しているので、興味がある方は他の「まとめ」もぜひ見てみてください。

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深海に潜るクジラ①「キタトックリクジラ」

出典:Wikipedia

和名:キタトックリクジラ
分類:脊索動物門アカボウクジラ科
大きさ:最大約 11 m
生息水深: 最大約 1,400 m

まず紹介するのは「キタトックリクジラ」です。

実はアカボウクジラ科のクジラたちは、深い海を好んで生活しています。

キタトックリクジラは全体的に黒褐色で、お腹の部分は黒に近い灰色をしています。普通4〜10頭の群れで過ごしており、群れの団結力はとても強いです。

潜水時間は約1時間ですが、長い時は2時間を超えると考えられています。潜水能力の非常に高いクジラです。

深海に潜るクジラ②「コブハクジラ」

和名:コブハクジラ
分類:脊索動物門アカボウクジラ科
大きさ:約 5 m
生息水深:500〜1,000m

続いてのクジラは「コブハクジラ」です。

こちらもかなり深いところを好むクジラの1種で、アカボウクジラ科に属しています。

世界中の熱帯から温帯に生息しており、広い地域で目撃されています。3頭〜7頭程度の群れで行動し、潜水時間は少なくとも22分以上。

捕鯨されたことはありますが、捕鯨の対象として積極的に獲られるということはありません。

深海に潜るクジラ③「ツチクジラ」

和名:ツチクジラ
分類:脊索動物門アカボウクジラ科
大きさ:約 12〜13 m
生息水深: 最大 1,000 m

続いて紹介するのは「ツチクジラ」です。

こちらもアカボウクジラ科で、比較的長い口を持っています。下顎が上顎よりもかなり長く、口を閉じていても歯が見えます。

生息地域は北太平洋や日本海・オホーツク海の南部などで、生息数の見積もりとしては約3万頭です。

ツチクジラは捕鯨に利用されており、日本は頭数制限しながら現在も捕鯨を行っています。

深海に潜るクジラ④「アカボウクジラ」

和名:アカボウクジラ
分類:脊索動物門アカボウクジラ科
大きさ:約 7 m
生息水深: 最大約 3,000 m

続いて紹介するのは「アカボウクジラ」です。

クジラの中で最も深く潜水する種類で、最大3,000mまで潜水した記録があります。

深さはもちろんのこと、アカボウクジラは約137.5分の潜水記録も持っており、これはマッコウクジラも上回ります。約3,000mもの深くて長い潜水は、高い圧力に耐える特別な構造が必要だと考えられています。

しかし、どんな構造が深海に適応しているのかまだよく分かっていません…。

日本においてはかつて捕鯨の対象となっていました。

深海に潜るクジラ⑤「マッコウクジラ」

和名:マッコウクジラ
分類:脊索動物門マッコウクジラ科
大きさ:最大 18 m
生息水深:最大 3,000 m

最後に紹介するのは「マッコウクジラ」です。

ダイオウイカとの格闘が有名なクジラで、深海に潜るクジラとしても人気です。

巨大な頭部を持ち、その中には巨大な脳とともに鯨蝋(げいろう)と呼ばれる油がたっぷり詰まっています。

マッコウクジラの主な餌はダイオウイカを含むイカ類で、ダイオウイカの住む深度1,000mまで約10分で潜ることができます。

その際には鯨蝋を冷やしたり温めたりして、比重を変えてコントロールしています。

様々な深海生物に出会える水族館

深海魚大国かつ水族館大国である日本には「深海魚に出会える水族館」もあります。

ぜひ実際に訪れて、実際に動き回る姿を観て楽しんでみてください。

そして水族館の魅力を感じてください。

この中でも特に深海魚で有名なのは静岡県の「沼津港深海水族館」と愛知県の「竹島水族館」です。迷ったらこちらに行ってみてください。

特に沼津港では深海魚を食べることも出来ます!

深海魚に会える水族館についてはこちらの記事をどうぞ!

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深海魚はまだまだ不思議がいっぱい

今回は「深海に潜るクジラたち」というテーマで深海魚を紹介してきました。

ですが、世の中にはまだまだ様々な深海魚がいます。

他のテーマについてもまとめているのでこちらからどうぞ。

もっと深海魚について知りたい方は、本を読むのもオススメです。

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この記事を書いた人

水族館や深海魚・水産に関わることなどが大好きです。
大学院で深海魚に関する研究をしていましたが、2020年に社会人になり
働きながらブログをちょこちょこと書いています。

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